スモーク(1995・米、日、独)
監督:ウェイン・ワン
脚本:ポール・オースター
出演:ハーヴェイ・カイテル
ウィリアム・ハート
恵比寿ガーデンシネマで見てきました。
これは昔から大好きな作品の一つで、それも映画館で見れるということで楽しみにしてました。
チケットは完売だったようです。上映2時間前に行って買っておいて本当に良かった。
この映画は作家のポール・オースターの小説の中のエピソードが元になっていて、撮影中も彼が
指示を出したり、いろいろと関わっていたみたいです。
感想ですが、ハーヴェイ・カイテル演じるオーギー、しぶすぎます。悪いおやじ感があふれ出てい
ます。出演している役者の演技が全て自然で素晴らしいです。
ストーリーは大したことは起きないのですが、それがまたリアルで良い。実際の日常ではそんな
に劇的なことはおきないでしょう?
だけどその小さな出来事が絡み合い、積み重なるのが人生なんだなぁ。と思いました。そしてこ
の映画はその他人の人生を少し覗き見する感じがしました。
映画の最後にオーギーがポールにクリスマスのお話をするところですが、なぜかあそこで毎回泣
いてしまいます。今まで見た映画のなかで一番好きなシーンです。別に感動しているわけではな
いのに、オーギーとお婆さんの人生がひょんなことから交わる感じがたまりません。
BGMでながれているトム・ウェイツの曲を聞くだけで涙腺がゆるゆるになります。
まるで大型犬ですね。
この映画100点です。早くも4本目にして出てしまいました。
KAZUMA氏が100点を付ける作品・・
返信削除是非今度、自宅上映会で拝見します。
最近は冷え込んできたので、風邪を引かぬ様
頑張って下さい。
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