2011年1月23日日曜日

ソーシャル・ネットワーク

ソーシャル・ネットワーク(2010・米)

監督:デヴィッド・フィンチャー                                                 

出演:ジェシー・アイゼンバーグ
    アンドリュー・ガーフィールド
    ジャスティン・ティンバーレイク








ソーシャル・ネットワーク見てきました。
先週と今日で2回見てきました。(1回目新宿バルト9、2回目新宿ピカデリー)
1回目を見たときに確かに面白かったのですが、得体の知れない異物感・残尿感が残り、また見なくては。と思ったので今日もう一回行ってきました。
正解でした、2回目では内容の理解度が深まりストーリーだけでなく脇の登場人物や映像、音楽など広く見るとことができて、とても良かったです。

感想の前にこの映画は実際の出来事を元に作られたということもあるようですが、実際はフィクションの部分が多いみたいです。また、私はSNSは利用したことがないので、ただ単に映画としてみた感想ですので、あしからず。

これは見る人、回数、時期によって印象が変わるのではないでしょうか。かなり情報量が多く、深いです。フェイスブックのアイデア盗用やショーンの逮捕などはっきりと答えが描かれていない部分がそうさせる理由だと思います。
マークが何のためにフェイスブックを作り、それを広げようとしたのかという部分ですが、振られた彼女を見返すためだと思いました。(もちろん映画上)
まず、その理由はショーンははじめのうちマークの理想像として登場していて、ニューヨークの会食の場面では友達のエドゥアルドがうんざりしているのとは対照的に輝いた目でショーンの話を聞き、助言に従っていきます。そのショーンとカリフォルニアのクラブで話す場面、ショーンはナップスター作成の理由は振られた彼女を見返すためだと話していて、そこでマークは今その彼女をどう思っているのかショーンに尋ねます。また映画のラストをそれは見ても分かると思います。

マークとエドゥアルドについての関係ですが、フェイスブック立ち上げのときからお互いのベクトルが違います。マークはフェイスブックをひたすらクールなものとして世の中に広げようと考えていて、その考えはショーンによって加速していきます。一方エドゥアルドはビジネス目的でフェイスブックを広げようとします。はじめのうちは規模が小さく、その違いは問題なく進んでいくものが規模が大きくなるにつれ、その違いが大きな問題となってしまいます。これは現在の自分にとって教訓めいたものを感じました。

映像はほの暗く、しかしコントラストの強いデヴィット・フィンチャーらしいものでした。
まだいろいろとありますが実際見に行けば感想が長くなるのも分かってもらえるでしょう。
90点なんだなぁ。

明日は恵比寿で大好きな『スモーク』が上映されるので行ってきます。

0 件のコメント:

コメントを投稿